断捨離とときめき①
すべての不幸は不足ではなく過剰から生ずる・・・トルストイ。
年末といえば、大掃除。
換気扇掃除に窓拭きにあちこち雑巾、洗剤を持って掃除をしなくては・・
ちょっと待った、その前に不要品の片づけでした。
ん?片付けってつまり、とりあえず物置に放り込むこと?棚の上の埃を払って物を置くこと?収納に戻すこと?
いえいえ違いますね。
*片づけ 使えないもの、過剰にある物を捨てて残したいものを決め、所有物の選別を終える
*整理整頓 所有物の置き場所を決める
*掃除 掃いたり拭いたり磨いたり
今でこそ常識になりつつありますが、片づけと掃除の区別を明確に示して広めたのはおそらくこのお二人。
こんまりさんのときめく片づけ、やましたひでこさんの断捨離。
2冊ご著書を読んで感じたのは・・・
人生に深刻な問題を抱えている方は断捨離から始めた方が良いということ。
深い悩みもないし大きな挫折もないしそこそこ楽しい毎日だよ!という方はこんまりさんの方がとっつきやすい。逆に断捨離を読むと何だか怖いし厳しいし・・・と感じて片づけをやめてしまうかもしれない。
ただ、挫折のない人生、悩みのない人生などはなく。問題が起きてもあまり深く考えずに逃げているとまた同じような問題と巡り合ってしまうのが人生。
やましたひでこさんの断捨離では『始末の先送り』について指摘しています。
先送りとは将来の自分に『問題』を送っている、つまり・・・今はめんどくさいから後はよろしくね!と未来の自分に押し付けているのです。でも押し付け先は他人ではなく自分なので、『問題』は足元にあるまま。いつしか抱えきれない程の『問題』の山となり身動きが取れなくなってしまう。
片づけの場合『問題』=自分の物なので、まずは始末をしてみましょうと。
そして物の始末ができるようになると、実はここからが断捨離の本丸かな、と感じたのですが、行動や人間関係に対する思考の変化が訪れる、つまり人生の方向性が変わっていくと、という話でした。
自分の未来の道が変わってくる。
続きはまた次回。