お金を借りる、とは?
長い人生、お金を借りることがあるかもしれません。
お金を返すために労働する、そのために自分の時間を差し出す、ということになります。
子供から「授業で、時間とは何だろうという話し合いをしたんだけど、どう思う?」と聞かれたので、ちょっと考えて「時間は命」だと答えました。「先生も同じ事を言っていた」と。
お金=時間=命
だとすると、「〇00万円貸して」や「保証人になって」などと簡単に言えないのだ、と気付きます。
そして、お金を借りるとは、未来の自分の時間を前借りをするのだ、という事にも気づきます。
未だここにない時間を、あたかもあるかのように振舞うので、まるでキツネにつままれたような気分に…借金をすると得体の知れない不安感に襲われる理由の一つかもしれません。
2024年に新紙幣発行が予定されています。
現在の一万円札は福沢諭吉ですが、本人は福翁自伝で「借金は恐ろしい」と述べています。
(福翁自伝:内容はえらく頭の良いおじいちゃんの思い出話と教訓です。)
最高額紙幣の肖像人物が、借金を恐れ、しないようにしていたというエピソードは興味深いです。
さて、新紙幣発行と聞くと、うっかり間違えそうなのが新円切替。
私の祖父母は、敗戦→預金封鎖→新円切替→インフレ→紙屑、を経験しました。自宅が空襲で全焼し、死にかけた挙句、預金が紙屑とは痛恨の極みです。この事実だけでも二度と戦争をしてはいけないと痛感します。
お金は紙屑になることがあると、ニ代前のご先祖から教えられたのです。たったニ代前…
週末のため長くなりました。お付き合いありがとうございます。
おやすみなさいませ。