聖域について
親族が圧迫骨折をしました。
心臓の術歴がある上、肥満だったため、長年お医者様から痩せるよう忠告されていました。
しかし、本人にとって食べることや痩せる事というのは、他人にとやかく踏み込まれたくない聖域です。
ここで使う聖域とは、譲歩できない、これがないと生きていけない、と過剰に依存している物や習慣です。アルコールや宗教などでたまに見聞きしますね。
このような聖域を持つ人は、これまでの「ぎりぎりなんとかなったから大丈夫」にすがりますが、何とかならないことを知って、初めて焦ります。
自分が変わるか、環境のせいにするか、人それぞれですが、変わらなければ人生は終わり、という事があるのです。
聖域を捨て去り、自分が変わるのは辛いのです。
環境のせいにすれば、非難される周りは辛いですが、自分は楽なので、だいたいそちらを選びます。
うまくいかない、と事あるごとに嘆いている人は、往々にしてたくさんの聖域を持っています。
自分にもそんな聖域があるのではないかと、真摯に考えてみたいと思います。