まいにちの楽しみ

千夜一夜のお話…毎日の発見を分かち合えたら。

菜虫 蝶と化る

なむし ちょうとなる 

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昨日から啓蟄の末候です。菜虫(青虫)が羽化して蝶に生まれ変わる頃、だそうです。

暦を見た息子が、早速物置から越冬アゲハのサナギを出してきました。いよいよ蝶になる日が来た様です。

蝶、と聞くと妖艶なイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

主にアゲハ蝶だと思うのですが、ナイトクラブのマークになっていたり、パーティ用の髪飾りになっていたりします。夜の蝶、なんて言葉もあります。まさに蝶と成るではなく、化る。化ける?というニュアンスでしょうか…。女性はお化粧で化けますね(笑)。

さて、我が家ではアゲハ蝶を何度も羽化させているのですが、一度だけ失敗したことがあります。原因は入れ物が小さかったから。

羽化する際に羽を広げるスペースが不十分だと、羽がくっついたままとなり、飛ぶことができず、しばらくして寿命となります。

生き物は環境の影響をとても受けるのだな、と思いました。

私達人間には羽はありませんが、その場の雰囲気に緊張したり窮屈な思いをすると、背中が縮こまったり丸くなります。きっと見えない羽が閉じているのですね。

反対に、気分がよく自由にしている事を「羽を伸ばす」なんて表現します。

羽化する蝶のように、背中を伸び伸び広げて、帰りにちょっと寄り道をしたり、新しい場所へ羽を伸ばしに行ってみませんか?

きっと面白い発見があるはず。

ちなみに私は寄り道をして、いいもの(内緒!)を見つけました。

羽を伸ばしついでに冷蔵庫から出してきた東京會舘プティフールをありがたく頂きます。自分ではなかなか買う事がないので、贈って下さった方に心から感謝です。

今日も皆様にとって良い一日となりますように。