子育ての手ぬき
蛇口をひねると安全な水が出てきます。
犬の散歩で夜道を歩いていてもおおむね安全ですね。
全てが安らかなこと。
そこに住む人の心が安らかであることの証ではないでしょうか。
さて、子供を取り巻く環境が大きく変わっています。学童も増設され、時間も延長されています。
私の下の子供が小学校に上がった時、学童児が初めて過半数を超えました。上の子の時よりも荒っぽく不安定な子供が増えました。
この子達は六年後に成人年齢に達します。
六年後あたりから不安定な大人が社会活動を開始し、世の中の安心安全が当たり前ではなくなり始めるでしょう。
求人市場、などど言いますがそこに現れてくる人々はかつての子供です。
安全な水のように、心が安定した人材も当たり前に供給されるものではないのです。
子育てには手間暇がかかります。
子育てについての労力をあまりにも評価しなさすぎです。専業主婦批判などはその最たるものでしょう。
子育ての手ぬきをすれば抜いた分の人間を創ります。
学童に遅くまで置いておき、冷食を食べさせておけばよい、など子供の身になって行っていることでしょうか。
六年後から先、どうなっていくのでしょう。