不登校、増えてる…?!
友人から子供が学校に行かなくなった…と連絡が。
ちょっと前にも知人の子や、子供の同級生が不登校に。全員小学生です。
私が小学校に行っていたのは昭和の後期ですが、不登校なんかほとんどなくて、みんな元気に通っていた!というよりも、
「学校に行かないなんて選択肢は、先生にも親にも、ない!」
が正しかったように思います。「そういうもんだ」っていう論理です。親側は「世間様の目があるから…」といって、子供の気持ちに寄り添うという概念などない?昭和、追い出してでも行かせていたはず。体罰なんかも当たり前にありましたよね。
事実、私も10歳頃、色々な理由で行きたくなかったのに母にかなり厳しく叱責され、半年くらい渋々通っていた記憶があります。
親に叩かれるくらいなら学校にも渋々行く、みたいなちょっとヒドイ時代。
そりゃ、不登校いないですよね…
さて、現代。
私自身は不登校になったとしても別の場所で学んだり仲間作りができれば、それでいいのでは?と考えます。
逃げ癖がつく、もまれないからダメだ、と言う人がいますが、無駄な我慢ほどいらないものはないです。行く場所が苦痛に満ちたこの学校しかない、というのはかけがえのない子供時代に辛すぎます。(ちなみにただのサボりは別の問題ですが。)
大人は逃げられるけど、子供は逃げられません。
子供が不登校になってしまった友人に、何かできないかと考えた末、河合隼雄先生の「こころの子育て」を送りました。
幼児期や思春期と比べて、安定した学童期の子育て本は意外と少なく、昔ようやく見つけた本。
名著です。
Q&A式なので誰でも読みやすく、また河合先生の本質を見抜く目の鋭さに驚かされます。
そして幾度となく読み返しても、毎回「あれっ?こんな事が書いてある…」と目から鱗の発見があるのです。
河合先生は他にも村上春樹、谷川俊太郎、小川洋子、白洲正子…など数々の人との対談集もあり、こちらも大変面白い。みなさん河合先生には心を開いていて本当に驚きます。
友人の事を助けてあげることは出来ない。
けれど何かのヒントになればと心から願っています。
明日も良い一日を!