搾取に気が付かない
今日は冬至。
この日を境に陽の気が増えて行く。
四季のはっきりした日本では24節気、72侯がしっくりくる。
さてさて、先延ばしにしていた休眠口座を片付けることに。
給与口座、振込口座などなどその都度開設してはほったらかし、大変な数になっていたのでした。窓口をハシゴして淡々と終了。どこの窓口も時間はかかっても誠実。それにしても始末をするって本当にエネルギーがいるものだ、としみじみ。
これに勢いづいてずっと使いづらかったネット証券会社もいよいよ辞めようと手続きに入ると・・・
信じられないくらい大変!
結局書類を3枚書いて提出することに。
大手ネット証券なのに?
一時が万事で、こういう会社と契約してはいけないんだ、と痛感したできごとでした。
次に付き合う証券会社は慎重に選ばなくては、と探していると、とあるA社が目に入る。
企業を選ぶ場合、経営理念と創業者、および現在のトップのメッセージを読むようにしている。
どういうつもりでこの会社を作ったのか、金儲けだけなのか、世の中皆んなのためも考えたのか。今はどうなのか。
A社のメッセージを見てみると、うんうん、なかなか良いことが書いてある。と会社名称とロゴマークの由来を見てみた所、どうしてもひっかかる点が2つあったのだ。私の心がぎゅっと反応したのだ。
詳細は書けないが創業者の人物像を想像した。おそらく東京の人でおしゃれ、かっこいいに敏感な方、比較的恵まれた環境で10代を過ごしてきた人。別の言い方をすると世の中の搾取に気が付かない、気が付かなくても生きてこれたタイプ。きっと中学から公立ではなく似たような家庭環境が集まる私立出身だろうなあと、勝手に予測。
合ってるかどうかはともかく会社というのは公の器でもあるので、広く社会のことを理解できているトップなのかはとても大事。特に金融関係は資本主義社会の結晶のような世界、世の中の搾取構造に最も敏感でいてほしいと私は思った。おそらくここのトップはそのことにはかなり鈍感。そしてこの鈍感さが社風、会社の将来に深く関係してくると思うのだ。
気持ちを切り替えて少し地味目なB社を見てみる。
どうやら古い会社のようでロゴマークが江戸時代のままでは?という佇まい。
会社沿革に本当にひっそりと前社長のメッセージが。
読んですぐにここに決めたのでした。
素晴らしい方です。
この会社は続くと思います。
みなさんも日常で様々な会社、人とお付き合いしていると思います。その時の決め手があるはずです。
それが何であるか、気がついてみませんか?
断捨離とときめき①
すべての不幸は不足ではなく過剰から生ずる・・・トルストイ。
年末といえば、大掃除。
換気扇掃除に窓拭きにあちこち雑巾、洗剤を持って掃除をしなくては・・
ちょっと待った、その前に不要品の片づけでした。
ん?片付けってつまり、とりあえず物置に放り込むこと?棚の上の埃を払って物を置くこと?収納に戻すこと?
いえいえ違いますね。
*片づけ 使えないもの、過剰にある物を捨てて残したいものを決め、所有物の選別を終える
*整理整頓 所有物の置き場所を決める
*掃除 掃いたり拭いたり磨いたり
今でこそ常識になりつつありますが、片づけと掃除の区別を明確に示して広めたのはおそらくこのお二人。
こんまりさんのときめく片づけ、やましたひでこさんの断捨離。
2冊ご著書を読んで感じたのは・・・
人生に深刻な問題を抱えている方は断捨離から始めた方が良いということ。
深い悩みもないし大きな挫折もないしそこそこ楽しい毎日だよ!という方はこんまりさんの方がとっつきやすい。逆に断捨離を読むと何だか怖いし厳しいし・・・と感じて片づけをやめてしまうかもしれない。
ただ、挫折のない人生、悩みのない人生などはなく。問題が起きてもあまり深く考えずに逃げているとまた同じような問題と巡り合ってしまうのが人生。
やましたひでこさんの断捨離では『始末の先送り』について指摘しています。
先送りとは将来の自分に『問題』を送っている、つまり・・・今はめんどくさいから後はよろしくね!と未来の自分に押し付けているのです。でも押し付け先は他人ではなく自分なので、『問題』は足元にあるまま。いつしか抱えきれない程の『問題』の山となり身動きが取れなくなってしまう。
片づけの場合『問題』=自分の物なので、まずは始末をしてみましょうと。
そして物の始末ができるようになると、実はここからが断捨離の本丸かな、と感じたのですが、行動や人間関係に対する思考の変化が訪れる、つまり人生の方向性が変わっていくと、という話でした。
自分の未来の道が変わってくる。
続きはまた次回。
等身大とは
等身大でいると良い、なんて言いますが、つまりこういうことだと腑に落ちたので書き留めておきます。
自分が思い描く自分自身と、周りから見える自分のズレが少ないこと。
例えるならば、サイズがぴったりの服を着ていることに近い。大きすぎても小さすぎても、自分も居心地が悪く、周りから見ても不快。
このズレが少ないことを言い表す言葉はいっぱいあります。
等身大でいる、身の丈を知る、身の程を知る。
ズレが少ないと、美しいのです。
人間以外の動物は皆、ズレていません。
人間だけが妄想で自己像を大きくしたり歪めてしまいます。
今の身の丈を知ることは、自分の美しさを知ることである、それを実践できたら今日は幸せな1日です。
鷹の子
今日より33候、鷹すなわち学(わざ)を習う。
鷹の子供が飛ぶ事を覚える頃。
鷹といえば、トンビが鷹を産むという言葉があるように、特別な優秀さを連想させる鳥でもあります。
習う、とあるようにエリートである鷹といえども最初から飛び方を知っているわけではなく、周りの成鳥から学ぶわけです。
幼きものは周囲の大人、とりわけ親の影響を強く受けます。その価値観を丸ごと取り入れて世の中を見ます。
どんな家庭に産まれ落ちるかは全く選べません。人生は最初から配られたカードのままなのでしょうか?いいえ、カードは意図的に入れ替えていくものなのです。諦めて放置しないことです。
行き詰まった時は相談してみましょう。それが新しいカードをめくる最初の一歩に。まずは3人。なぜなら最初から良い人に巡り合える可能性は低いですから。
そうしてひとつひとつカードを入れ替えてゆくうちに、運命は数年で変化します。
焦らずひとつひとつです。
湿度が99%
今日の東京は湿度99%だったとか。
天気情報を見てびっくり。
日本全体がじっとりしていたのでしょうか?
頭の中も湿気に絡め取られたか、思考が過去へ未来へウロウロしています。
人より優れていたこと、劣っていたこと、褒められたこと、見下されたこと、様々な記憶がべたっと張り付いて、呼吸ができない感じがします。放置すれば息苦しく悩みは深くなります。それを剥がすことができるのは、今の自分だけです。
悩みの囚われから自分を解放してみませんか?やり方はシンプル。
血流が悪くなると、呼吸が浅くなるとネガティブになりがちなので、頭ではなく体を動かしてみます。オススメはトイレの床磨き。
そして、早めに寝ます!
だしまろ酢をご存じ?
湿度が高くなるとさっぱりとした野菜が食べたくなります。かといって漬物を一から作るもの億劫です。
そんな時のお助けアイテム!野菜をつけてちょっと置いておくだけの合わせ調味料。
普段どんなものを使っていますか?
エバラ浅漬けの素はちょっと味が濃いなあと思っていたら、ミツカンのカンタン酢が登場。でもこれもちょっと酢がとんがってるなあと思っていたら、京都に本社を置く創味からだしまろ酢が登場(写真)。
これこれ!こんなお店っぽい上品な味を待っていました。千年の都、さすがどす・・・。
最近は大型のドラッグストアにもあります。おひとつ200円台とお手頃で紙パックなのも廃棄の点で嬉しい。
カツオの刺身にさっとかけるだけで、オシャレなカルパッチョ風に。ミョウガやシソ、スライス玉ねぎを乗せてさらに見栄えよく。
スーパーに行っても品数が多すぎていつも迷っている方、一度お試しくださいね。
褒められることには弱い
宗教について色々と考えるこの頃です。
以前、親がとある新興宗教に入ってしまった人が、布教を伴うのがとても嫌だ、と言っていました。もし本当に素晴らしいと思う宗教に出会ったのなら、その人の心の中で信じていたらよい、と。
ではなぜ布教するのかと尋ねたら、集金集客だよ、お布施や献金を受け取らない宗教なんてほとんどないのだからと。
たしかに、どんな田舎町でもひときわ立派な寺や教会。
その立派な建物に入り、信者達に影響力を持ち指揮をとれる快感。
新しい宗教が広告塔を使うのはありふれた手段で、伝統的な宗教でも新しい教会などは社会的地位の高い人が信者にいることをさりげなく宣伝していたります。おそらく権威付けですね。
知人にこういった団体に属した熱心な信者がいたのですが、大病院の診療部長に電話できる、日本を代表するような大企業の親族と知り合いだ、と聞いた時にはびっくりした記憶があります。そして事実だったのです。
知人はごくごく普通の主婦でしたので、ちょっとありえない関係だなと思っていたのですが、信仰を同じくするとそういった強い結びつきや心の許しを生むのでしょうか。
ちょっと穿った見方をすると、本人の実生活において努力をせずとも、その宗教団体の仲間として心を許してもらえれば、自分の能力以上の人々とお友達になれるのです。さらに私生活の悩みなども共有しますから、様々な秘密も知りうることになります。それを外で漏らしてしまったり…
功なり財なりある方で宗教団体に関心のある方は、こういった信者のターゲットになりやすいので、気をつけた方がよいと思います。
びっくりするほどよく人間の心を把握しています。
こちらの期待通りに関心を寄せてくれる、褒めてくれると最高の気分になります。
相手は仲良くなる術を充分承知しています。
対策としては、相手の行動だけを見る。
言葉をシャットアウトするのです。
これまでの行動、今の行動だけを冷静に見る。教会外での仕事ぶり、どんな子育てをしているか、どんな日常を送っているか。言葉と行動を意図して分けてみます。
もし違和感があれば、その気持ちに決して蓋をしてしまわないよう。
蓋をしかけたら、今私は弱っている、寂しいのかもしれない、と自分に問いかけてみることをおすすめします。