まいにちの楽しみ

千夜一夜のお話…毎日の発見を分かち合えたら。

虹は竜?

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暖かな日が続きます。

七十二候では今日より「虹始めて見る にじ はじめて あらわる」あたたかな春雨のあと、空に虹があらわれる頃だそうです。

虹をみつけるといい大人も大騒ぎしませんか(笑)?

「虹!虹!」と。

私も路肩に車を止めて、しばらく眺めることがあります。

ところで、ずっと不思議だったのが虹の字が「虫へん」だということ。

白川静氏の常用字解によると、「にじは古くは天に住む竜形の獣であると考えられていた」ことから、竜や爬虫類の形を表す「虫」へんが添えられたそう。

想像上の獣、竜・・・だったのですね!

竜の伝説は本当にたくさんあります。

他のどんな生き物よりも多く、たくさんのシンボルやテーマにもなっています。

人間の想像力はたくましい。

さて、来週はゴールデンウィーク

お休みが来るとぼーっとする時間ができて、余計な想像をしてしまったりします。

別の仕事がいいのでは?とか、友達はみんな楽しい休日なのだろうか?とか。

私も先日こんなことがありました。

最近アメリカのサンフランシスコ郊外へ転勤となった知人からインスタをフォローしてください、と。経済が良いことで有名な地域です。

新しく用意された自宅、ワクワクすることがいっぱい!といった様子が次々にアップされて行きます。

最初は無事に到着したことを喜んだのですが、これといった問いかけやユーモアもなく一方的に流れ着く写真を見て、私の生活に必要なのだろうか?と考えてしまいました。

一昔前なら思い出アルバムに綴じて家族で楽しんでいた写真。今は開示する時代なのですね。

人間はどうしても計る(較べる)ということをしてしまいます。

その心に配慮したSNSには、ユーモアや役立つ話が入っています。

人生には浮き沈みがあり、浮いている時は文字通り「浮かれている」状態になり、周りが見えなくなります。いままで雲の上だと思っていた世界にも、行けるのではないか?と欲をだしたりします。

自分もありました。昔を振り返って大いに反省しました。

幸運、不運は人を試します。

良い時は浮かれすぎず、悪い時は落ち込みすぎず。

自分を幸せにできるのは、世界でたった一人しかいない、それは自分自身です。

目の前のどら焼きが美味しければ、誰かを助けたら、洗濯物が乾けば幸せです。

難しい天ぷらが上手く揚がればかなり幸せです。

写真は新しく見つけた天ぷら粉。

こちらの笑顔に惹かれて買ったのですが、びっくりするほど上手く揚がってしまいます。素晴らしい。粉も進化してますね。

そうやって一日を過ごすと幸せでいっぱいになります。

皆様もたくさんの幸せを見つけられますように。